みなさんこんにちは!
スタンフォード大学の心理学者、キャロル・S・ドゥエックさんが書いた『マインドセット「やればできる!」の研究』。
人間の能力を「変わらないもの」と見るか、「伸ばせるもの」と見るか、その捉え方の違いを説いた一冊です。
少しでもうまくいかないと、全部だめだった気がして必要以上に自分を責めてしまう。
そんな経験に心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
実は僕自身、ゼロか100かでしか物事を見られず、自分を否定してばかりいた時期がありました。
そんな僕がこの本から受け取ったのは、「自分を否定しなくていい」というシンプルな気づきです。
そこで今回は、『マインドセット「やればできる!」の研究』を読んで、ゼロか100かでしか考えられなかった僕がどんな変化を得たのか、実体験を交えて綴っていきたいと思います。
読み終える頃には、極端な考え方で自分を追い詰めがちな方にとって、少し肩の力を抜くヒントが見つかっているはずです。
■ この記事でわかること
- 『マインドセット「やればできる!」の研究』がどんな本か
- 僕がこの本を手に取った理由
- しなやかマインドセットになれば、いつも前向きになれるのか僕なりに考えてみたこと
- 難しいことに惹かれる自分について気づいたこと
【本の紹介】キャロル・S・ドゥエック『マインドセット「やればできる!」の研究』はどんな本なのか
| 書名 | マインドセット「やればできる!」の研究 |
| 著者 | キャロル・S・ドゥエック |
| 訳者 | 今西康子 |
| 出版社 | 草思社 |
| 発売日 | 2016年1月15日 |
『マインドセット「やればできる!」の研究』は、キャロル・S・ドゥエックさんが20年以上にわたる心理学研究の成果をまとめた一冊です。
人間の能力や資質を「石版に刻まれたように変わらないもの」として捉える「硬直マインドセット」と、「努力次第で伸ばせるもの」として捉える「しなやかマインドセット」。
この2つの見方の違いが、挑戦や失敗との向き合い方をどう変えるかが描かれています。
精神論で「前向きになろう」と説くのではなく、心理学の研究に基づいている点も、僕がこの本を信頼できた理由の一つでした。
ゼロか100かで考えては自分を責めていた僕が、『マインドセット』を手に取った理由
正直に言うと、この本を手に取ったのは、かなり追い詰められていた時期でした。
ゼロか100かで考えては、うまくいかない自分を責めていた頃の話
昔から物事を「できた」か「できなかった」かの2択でしか見られませんでした。
少しでも計画通りに進まないと、「もう今日は全部だめだ」と投げ出したくなる。
誰かに指摘されると、「自分には向いていないんだ」とすぐに結論を出してしまう。
そんな極端な考え方のクセに、自分でも薄々気づいてはいました。
でも、どう変えればいいのか分からなかったんです。
気づけば、ネガティブな出来事が起きるたびに、自分を責める時間ばかりが増えていきました。
そんな時に出会ったのが、この本でした。

うまくいかない日があると、一日全部だめだった気がしてしまうんですよね。
しなやかマインドセットになれば、いつも前向きになれるのか
『マインドセット「やればできる!」の研究』を読んで、僕は最初、しなやかマインドセットさえ身につければ、もうネガティブにならずに済むと単純に考えていました。
しなやかマインドセットの人は、いつも前向きなのかという疑問
本を読み進めるうちに、ふと疑問が浮かびました。
しなやかマインドセットを身につけた人は、本当にいつも前向きでいられるんだろうか。
落ち込むことも、投げ出したくなる日も、一度もなくなるんだろうか。
そう考えると、どうもしっくりきませんでした。
実際、この本を読んだあとも、僕がネガティブになる日はなくなりませんでした。
むしろ、「しなやかになれていない自分」にまた落ち込みそうになったくらいです。
「硬直マインドセットが前に出ている日もある」と一歩引いて見られるようになった話
でも、あるとき考え方が変わりました。
しなやかマインドセットとは、ネガティブな感情が消える魔法ではなく、自分の状態を一歩引いて眺めるための言葉なんじゃないか、と思ったんです。
「今日はダメな日だ」ではなく、「今日は硬直マインドセットが前に出ている日なんだな」。
そう捉え直しただけで、自分を否定する感覚がふっと軽くなりました。
ネガティブな自分を消そうとするのではなく、「今、そういう状態にいる」と一歩引いて見られるようになったこと。
それが、この本が僕にくれた一番の変化でした。
硬直マインドセットが顔を出す日があっても、それは僕がダメだからではなく、ただそういう日だったというだけ。
そう思えるようになってから、自分を責める時間は少しずつ減っていきました。

難しいことに惹かれる自分は、苦労好きではなく「分かっていく過程」を楽しむ性質だったと気づいた話
この本を読んで気づいたのは、ネガティブな自分との付き合い方だけではありませんでした。
難しい問題にばかり惹かれる自分を「苦労好き」だと思っていた
昔から、簡単なことよりも難しいことに惹かれるタイプでした。
分かりやすい本より、難解な本。
すぐ終わる仕事より、時間のかかる仕事。
周りからは「わざわざ大変な方を選ぶよね」と、よく言われていました。
自分でも、「苦労するのが好きなんだろうか」と思っていた時期があります。
どこか、苦しい思いをすることに価値があると信じ込んでいたのかもしれません。
実は「分かっていく過程」を楽しんでいるだけだったと腑に落ちた瞬間
でも、しなやかマインドセットという考え方に触れて、見え方が変わりました。
しなやかマインドセットの人は、難しい課題を「自分の力を伸ばすチャンス」として捉える、と本の中で語られています。
それを読んで、僕は初めて自分の性質に納得がいきました。
難しいことに惹かれていたのは、苦労が好きだったからではなく、分からないことが分かっていく過程そのものが楽しかったからだったんです。
苦しさを求めていたわけではなく、理解が深まっていく瞬間にワクワクしていただけだったんですね。
そう気づいてから、「無理して難しい方を選んでいる」という感覚が消えました。
ただ、自分が楽しいと思う方向に、自然と進んでいただけだったんですね。

同じように感じる方も、僕以外にいるんじゃないかなと思います。
【まとめ】『マインドセット「やればできる!」の研究』を読んで、僕は自分を否定しなくなった
『マインドセット「やればできる!」の研究』を読んで、僕は自分を否定しなくなりました。
ネガティブになる自分を消そうとするのではなく、「今、硬直マインドセットが前に出ているだけ」と一歩引いて見られるようになったこと。
難しいことに惹かれる自分を、苦労好きではなく「分かっていく過程を楽しむ性質」として受け止められるようになったこと。
どちらも、僕という人間を否定せずに、そのまま見つめ直すための視点でした。
- 硬直マインドセットが前に出ている日もあると、一歩引いて見られるようになった
- 難しいことに惹かれる自分は苦労好きではなく、分かっていく過程を楽しむ性質だと気づいた
- 自分を否定するのではなく、そのままの状態を見つめ直せるようになった
これは、あくまで僕がこの本を読んで感じたことです。
あなたは、ネガティブになる自分をどんな言葉で一歩引いて見ていますか?



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